俳句・短歌 平成29年~30年の作品

平成29年
薫藤園ご利用者・ご家族、職員の俳句・短歌作品です。
(順不同・敬称略)

平成29年~30年の作品

初日の出坂東太郎の水面照り
ブランドの服のプードルお元日
夫の手を借りてましろく障子貼る
          柴崎 加代子

未知の道一歩踏み出す大旦
神物に感謝し仰ぐ初日の出
人日や幼と遊ぶ日ときめて
          㐂仙

武者絵凧抱へ風待つ親子かな
冬耕や浅間秩父嶺仰ぎ見て
訪れる人無きチャペル雪明り
          高鳥洋子
初日待つ土手の善男善女かな
年始客野菜貰って帰りけり
青空へかけ上がりゆく梯子乗
          今成公江
初夢や久方振りの父と母
ガス栓を確かめて寝る冬の夜
福袋目当ての客で賑はへり
          長瀬三男

白き富士花壇の手入れおこたらず
下校児の明るき声や草紅葉
凍てついて花苗日矢に立ち直る
          野村節子

中庭へ山茶花咲いて花あかり
水仙の香りも届く部屋飾る
特養のいつも楽しい新年会
          木村トミ
特養のみんな参加の運動会
北朝鮮世界さわがす年の暮
友に逢え笑顔の今日はかき初め日
          速水 浩

神女の舞と笛の音に
 子の白無垢すがたみ杜のあかりに浮かぶ

ラジオよりシューベルトの冬の曲流れき
 思わず涙こぼるゝ夕べ

雪どけの水は光りて利根の堰
 むさし水路の旅の初まり
          野村節子
秋ひっそりと冬の寒さに葉を寄せて
 万年青は春の息吹きをまてり

菊枯れて淋しき庭の落葉掃く
 あれこれと思うばかりや年暮るゝ
          小磯 和歌子

チビッコの笑顔溢れる交流会
 いつのまにやら気持ちも若く

ショッピング乙女のすがたで楽しんで
 優雅のランチに話が弾む

今月もいつも楽しみ誕生会
 話すあなたのバースデー
          大塚洋子