音楽教室から始まった心のかよう楽しい生活

みずほの里 平成25年冬~26年春

特別養護老人ホーム みずほの里施設長 渡辺千代子 

♪春は名のみの風の寒さよ♪

早春賦の詞の通り春が待ち遠しいこの頃でございます。皆様におかれましては益々ご健勝にてお過ごしのこととお喜び申し上げます。又常日頃当みずほの里に対しまして深いご理解とご協力を承っております事、心より感謝申しあげます。

この時期巷ではインフルエンザをはじめとする感染症が猛威をふるっていますが、当みずほの里では一昨年昨年に引き続き、入居者の皆様はどなたも罹患する事なくお健やかにお過ごしでございます。ご本人の努力はもとより、予防注射、流水での石鹸手洗いと消毒、マスクの着用やうがいの習慣化、全室に加湿器の設置等、職員をあげての予防策が功を奏しているものと自負いたしています。引き続き気を引き締めて対応して参る所存です。

mi1402_KF19_29さて当みずほの里では、毎週月曜日音楽療法の先生のご指導による音楽教室を開いています。入居して間もないAさん(男性)ですが、寡黙で今まで歌を歌った事がなく、大変寂しく見守っていました。
先日「一緒に歌いましょう。やりましょうよ」とお誘いした所、なんとマイクを手にして「有楽町で逢いましょう♪」をたいへん甘いお声で歌われたのです。アンコールの声でさらにもう一曲歌われました。皆さんから拍手の喝采を受けて以来、笑みをたたえた良いお顔で積極的に会話をしたり、日常の暮らしでも生活を楽しむようになられました。心から嬉しく思った次第です。

mi1402_KF19_30入居者の皆様全員が心を通わせて生活を過ごしていただけることが、私の最も喜びとするところです。
当さきたま会の理念「心豊かに 明るく 健やかに長生きして本当に良かったと思える暮らし」の充実に更に一層努めてまいる所存です。

北風の中にあっても、中庭の紅梅が咲きほころび春の訪れが近いことを告げています。これからも入居者の皆様お一人お一人と向き合い職員一同力を合わせて春を待つ楽しい暮らしを営んで参ります。
関係者の皆様におかれましては、変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い致します。