薫藤園ご利用者・ご家族、職員の俳句・短歌作品です。(順不同・敬称略)
歌碑(寧日)に刻まれた短歌
暮るるまで深田に稲を刈りし女 宵を安けく男の子を産めり
特養に齢を重ねて三十年 介護士職は私の天職
寧日のホームの暮らし窓辺には 山茱萸四温の陽をふり雫す
楽しませ春のうららを面会の 老母と娘の背に日の斑は揺るる
新米を炊いて供えて仏壇に 両手合わせて今年も感謝す
甚平の孫に寄り添う寝付くまで 嬉しさあふれ夏蒲団蹴る
穏やかなホームの暮らし栗ご飯 おいしかったと母は笑顔で
穏やかな夫との暮らし気づくなり 病を得たる幸せもある
噛み合わぬ笑顔に語れる高齢者 伝えたきこと探る楽しさ
思春期の孫よ何をか悩むらむ どうぞ婆には遠慮なく言え
悲しくて猫を撫でてる妹に 寄り添いている吾は姉なり
老い父が日々を育てし夏野菜 彩り豊けし家族の食卓